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サッカー始めたい。まず、何から始めればいい?

サッカーは世界No. 1の人気スポーツと言われていて、日本でも小さい頃からサッカーを始める子どもたちが増えてきています。お父さんお母さんがサッカー経験者という人も増えてきています。

サッカーは基本的に走るスポーツでボールのサイズも大きいことから、スポーツの入り口としてサッカーを選ぶ人が多いのも事実です。

ではまず何から始めるのが良いのでしょうか?

・何歳から始めたらいいか?

・必要な用具は?

・どこで、何をすればいいか?

・親の関わり方は?

何歳から始めたらいいか?

結論から言うと、何歳から始めても大丈夫です。

お父さんお母さんが経験者の場合、小さい時から一緒にボールで遊ぶのが当たり前になっているなんてことがあるかもしれませんが、多くの場合は、友達がサッカーをしていて影響を受けた、親がサッカーをやらせてみたい、なんてことがほとんどかと思います。

小さい時に始めると、早い段階でボールに慣れることができ、ボール扱いが上手になる傾向があります。また、サッカーは基本的に走るため、早い段階でスムーズな動きができるようになっていきます。

しかし、小学生(中学年、高学年)になってから始めたとしても遅くはありません。最初は、経験者の中に混ざるとボールを扱うことに苦労する、動きに慣れるのに時間が掛かることはありますが、ゴールデンエイジと呼ばれる運動神経・能力が人生で最も伸びる時期です。ボールを多く触ることや、多くの動きを経験することで、すぐに慣れていくなんてことはよくあることです。

必要な用具は?

サッカーを始める際の用具は、

  • ボール
  • 運動靴
  • 靴下
  • 水筒

といったところです。

ボールは、ゴムボールではないものが良いでしょう。幼稚園児くらいまではボールのサイズが3号球、小学生は4号球です。

運動靴では、最初は動きやすくボールを蹴っても平気な靴で良いでしょう。サッカーには、スパイクとトレーニングシューズという2種類のシューズがありますが、小学4年生くらいまでは、トレーニングシューズと呼ばれるゴムの細かいボツボツがついたものがオススメです。

靴下についても、同じです。ボール、シューズ、靴下のいずれもスポーツ店のサッカーコーナーに行けば、サッカー用の膝下までの靴下が売られています。

どこで、何をすればいいか?

ご存知の通りサッカーは外で行いますが、ボールを蹴るという行為は非日常であるため、車が行き交う場所は避けた方が良いです。最初は、ボールがどこに転がるか分からず、転がっていったボールを追いかけて危ない思いをしたなんてことはサッカー経験者なら一度や二度はあるはずです。

どこで?

  • 広いスペースのある公園や学校
  • 家の中
  • フットサルコートなど

おいおい、家の中?思われた方もいるかと思いますが、布でできた小さなボールを100円ショップなどで購入して、家の中でボールを蹴るというよりは、触ることで感覚を養うことができます。小さい子どもやスタート時にはおすすめです。

何をするか?

  • ボールに慣れる
  • 両足を使う
  • 一緒に楽しむ

まずは、ボールで遊ぶこと。YouTubeなどでたくさんのボールに慣れるための”ボールマスタリー”と呼ばれるコントロール集があります。両足ほどのスペースがあれば十分なので、家の中で遊ぶことも十分できます。テクニックを見た子どもはすぐにそれを試すことができます。驚くような速さでそのテクニックを習得してしまう子もいるでしょう。

始めたときから子どもには両足を使わせることをオススメします。反対の手でピアノを弾くのと同じように、後天的に習得するスキルではありますが、幼いときに慣れていれば後に楽に学べるからです。

広い公園などでは、ボールをパスをし合う、ボールの取りっこをするなど一緒に楽しむと良いでしょう。サッカーをしたことがないお父さんお母さんも気にすることはありません。最初は、サッカーが好きになることが大切です。

親の関わり方は?

一緒にサッカーを始めるときに、少しでも上手くなるために熱心になり過ぎてしまう光景を公園で見かけることがあります。

始めたばかりの子どもにとってサッカーはあくまで遊びであり、ゲームです。一気に疲れ果てるまで詰め込んでしまうとサッカー自体が嫌いになってしまいます。スポーツは鍛錬だと考えられていることが多いですが、初心者にとってスポーツがそんなことであるはずがありません。小さい子どもとなると尚のことです。

ボールを使って自由に動き回りプレーする子どもの顔はとても嬉しいものです。それこそが、親が見たいもののはずです。

お父さんお母さんは、経験したことがあるないに関わらず、一緒の楽しむことが、子どもが伸び伸びと楽しみ上達する秘訣でもあります。

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この記事の著者

ISHIBASHI

中学卒業後、本場でサッカーをしたいとの想いからアルゼンチンに3年間のサッカー留学。ブエノスアイレスにあるチーム、アルマグロ、ラシンでプレー。
帰国後、横浜FC、サガン鳥栖、アローズ北陸(現カターレ富山)でプロサッカー選手として7年間プレー。
引退後、横浜FCサッカースクールで指導を始め、中学生年代の指導を中心に指導。現在、当スクールと埼玉県の強豪FCLAVIDA /昌平高校を指導。
元プロ選手と指導者としての経験から、「上達に必要なこと」だけでなく「サッカーを通して、人間形成や人として成長すること」を大切にしている。

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