個性（武器・特徴）の身につけ方
サッカーではプレーするうえで、自分の武器を磨いたりオリジナリティー（自分らしさ、特徴）を発揮することはとても大切ですが、そもそも自分の武器やオリジナリティーは何なのか、どうやって見つけたらいいのかわからない。そんな悩みを持った選手は多いのではないでしょうか？そこで今回は、サッカーのプレーにおけるオリジナティー（特徴・武器）の見つける・身に付けるを考えてみます。
プレーにおける個性（武器・特徴）とは？
個性を一般的には、「その人らしさ」であったり、その人特有の性質・性格であり、自然とにじみ出てくるものといえます。そして個性には、生まれながらのものと成長過程で身につくものとがあります。
サッカーのプレーにおける個性（武器・特徴）においても同じように、「その人らしさ」ということが言えます。その人特有の性格や身体的な特徴などから出るプレーが個性（武器・特徴）です。「人とは違うもの」「人より目立つもの」が個性（武器・特徴）でもあります。
個性（武器・特徴）の身に付け方
個性的なプレーをする選手と言えば…メッシ、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、三苫など突出した選手が思い浮かばれるかと思います。じゃあ、あんなふうになれるかというと、無理だ。となってしまいます。
では、どうすれば個性は出せるのか？
いきなり個性（武器・特徴）は持てない
最初から個性やオリジナリティーなんて持てるはずがありません。よほど運動能力が高い子なら持っているかもしれませんが、それでも彼らにそれまでに積み上げてきたものがあるはずです。何もないところからプレーにおける個性・武器を作り出すことは出来ません。
基礎・基本を身につけることが、プレーの個性を持つ秘訣
まずはどんな選手でも「止める」「蹴る」「運ぶ」といった基本の技術が必要で、もっとベースのところには「走る」「切り返す」などの動きの基礎運動能力がなくてはなりません。つまり、基礎・基本を高いレベルで身につけていかなければ、他と違うものを身につけることが出来ません。
個性というとプレーにおける「人とは違うもの」「人より目立つもの」。これらを身につけるには基礎基本があって、初めて崩すことができるのです。数学で言えば、まずはお手本や基本に従ってやり方を覚えます。数学で足し算、引き算ができないまま、難題を解くことはできません。足し算、引き算、掛け算、割り算の基礎を必ず身につけた上で、応用をしていきます。
基礎基本を徹底しているからこそ、応用ができるようになり、独自のアイデアに広がっていきます。
私たちが何か突き抜けた結果を出したいと思った時に、すぐに結果が出ることに飛びつきがちです。しかし、遠回りに思えるような「型」「基礎基本」「原理原則」があっての結果であることに気づくことが必要です。もしかしたら短期的には結果がでないかもしれませんが、小手先のテクニックだけで乗り越えようとしてもどこかに必ず壁があります。
「型」となる基礎基本を大切にすることが、必ず大きな結果につながっていきます。
いろいろなやり方がある今だからこそ…
さて、今の日本のサッカー界では、さまざまなサッカースクールやトレーニング方法があり、それぞれ特色を出しています。
しかし、そんな今だからこそ小手先のテクニックに捉われず、基礎基本をしっかりと身につけていくことが特殊な方法になりつつある…そんな気がします。
「型があるから型破りができる」
これは昔から知られる言葉ではありますが、今の時代には逆に新しく聞こえます。
自分の個性を持ちたければ、目先に捉われずにしっかりとした基礎基本を身に付ける。そうすることで、自然に自分の個性が出ている、または気づきが増えて独自性を出せるようになるでしょう。
基礎基本を徹底しているからこそ、応用ができるようになり、独自のアイデアに広がっていくのです。
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