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「うちの子は動きが悪くて」と悩む親御さん必見!サッカー以前に必要な運動能力とは?

「うちの子は運動神経が悪くて…」

「他の子みたく動けないのよね…」

とお悩みの親御さんは多いのではないでしょうか?

実際に多くの場合は運動能力の違いによってパフォーマンスに影響しています。

サッカースクールに入ればサッカーも運動能力も上がるは間違い!?

最近は子どもが外で遊ぶ機会や場所が減り、遊びを通した運動体験を得ることが難しくなっています。体を使った遊びが減り、代わりにスマートフォンやTVゲームなど運動量の少ない静的な活動時間が多くなっていると言われています。スポーツ庁より平成31年(令和元年)の体力運動能力調査の結果が発表されましたが、それによるとスマホやゲーム機、パソコンの利用増加が体力運動能力低下要因の一つではないかと報告されています。

子どもをサッカースクールに入れると、サッカーも運動もできるようになると考える保護者の方もいると思いますが、そもそもいまの子どもたちはサッカーをするための基礎的な運動体験から得られる体力運動能力が低いため、サッカーのスキル習得を中心とした練習や運動をしても、サッカーの難しいスキルをなかなかうまくできないだけでなく、体力運動能力も向上しません。そしてその様子を見て、うちの子は運動神経が悪くて…と思う人が多いようです。

「運動ができる子」と「苦手な子」の違いとは?

一番大きな違いは、

運動経験の量です。サッカーが得意な子は、遊びなどの運動を通してサッカーに必要な体力と運動能力を身につけています。

そのため今「運動が苦手」な子、「他の子より差をつけたい子」にとっては、サッカーのスキルトレーニングを重視することよりも、運動能力を上げるトレーニングを重視して行うことが大切です。

体力と運動能力は違う⁉️

運動をするためには筋力や持久力、スピードなどの体の力である『体力』身長や体重、体型や体格などの『身体形態』が密接に関わってきます。これら体力と身体形態を総合したものがいわゆる『フィジカル』とも言われます。そして、このフィジカルをまとめて、難しい運動やスポーツを行う、あるいはスポーツの難しいスキルを習得したりする力『運動能力』と定義されています。運動能力は、言い換えると『コーディネーションや巧みさ』でもあり、走る、投げる、跳ぶ、蹴るといった運動を器用に行う能力です。この「体力」と「運動能力」を一体化させることで運動動作スキルが向上しますから、これらを総合的に養成することが大事になります。

【体力】(フィジカルとも言われる)

・運動をするための筋力や持久力、スピードなど体の力

・身長や体重、体型や体格など身体的なもの。

【運動能力】(コーディネーション、動きの巧みさ)

・体力(フィジカル)を使い、スポーツを行う、スポーツの難しいスキルを習得したりする力。走る、蹴る、投げる、跳ぶ、などといった運動を器用に行う能力。

体力と運動能力は、異なる要素です。よって保護者の方は、お子さんが運動が苦手なように見えたら、「体力が低い」のか、あるいは「運動能力が低い」のかという視点で見るといいと思います。

例えば、体力や身体が同年代の子どもと比べても大きいほうであるが、速く走ることが苦手だったり器用さに欠ける場合は、「体力は高いが運動能力が低い」と判断できます。

逆に身体は小さくて力も弱いが、すばしっこかったり器用だったりする場合は、「体力は低いが運動能力は高い」と見ることができます。

サッカーのベースとなる運動能力とは?

サッカーに必要な体力要素は多岐にわたりますが、ダッシュや方向転換、細かいステップなど基本は走る動きにあります。また、ボールを操作したり蹴ったりする動作は片足でとるバランスは重要さ要素です。又それらを支える力、体力(持久力)が必要です。

ベースとなる筋力運動

大きな力を発揮したり、力の発揮を維持する能力です。握力や立ち幅跳び、持久走などがそれらにあたりますが、筋力の不足とも言い換えられることが出来ます。すぐに疲れたと言って運動を止めてしまったり、体がフニャフニャしていて運動に力強さを感じられない、あるいは腕立て伏せなどの筋力発揮運動をしっかりとできないといったものになります。

これらは、身体活動の基礎となる姿勢維持にも及びます。これは立っているときに身体を支える力が弱いことから起きます。人間は重力の影響を受けているので、身体に力を入れないと倒れてしまいます。サッカーの基本である走る運動も身体を支える力が必要です。走運動は、片足ジャンプを交互に連続する運動で、50m走なら50mにわたって交互連続ジャンプをすることと言い換えられ、この間ずっと姿勢を維持し続けなければなりません。そう考えると一見単純に見える走る運動でも、かなりの体力が必要であることを理解できると思います。

最近は、外遊びから得られる運動体験による体力運動能力向上が見込めないため、運動の基本である姿勢さえも維持できない子どもが増えていると言われています。そのため、ベースとなる筋力運動が必要となります。

コーディネーション運動、動きの巧みさ

「運動が上手、運動の勘が優れた選手の特徴」として、運動の変化の中における力を入れたり抜いたりする能力に優れています。プロ選手のスキルなどが流れるような、あるいは力感を感じられないのはスキルの流れの中で適切に力の出し入れ、それに伴う動きの速度の抑揚とメリハリがスムーズであるからです。

サッカーのドリブルで相手を抜くときは、動きの経過と力発揮の強弱が動きの速度の抑揚を生み出し、この動きがリズミカルに見えるので、メッシやネイマールのドリブルの中にリズムを感じ取ることができるのです。

力発揮の強弱がぎこちない、あるいはバラバラだと、スムーズに動くことができません。幼児の運動、例えば走ったり、投げたりなどの複雑な運動を見るとロボットのような動きをすることがありますが、あれは動きの中での力発揮の強弱ができていないために、あのようなぎこちない動きなります。

サッカーがうまくなるためにドリブルやリフティングなどの練習だけをするのではなく、一見サッカーと関連しない、あるいはサッカーから離れた運動が大事です。サッカーがうまくなりたいからといってサッカーばかりしすぎると、特定の能力は鍛えられますが、体力や運動能力が偏ったり、健全な発育を阻害したり、ケガ障害の要因になったりします。サッカーの基礎はスポーツ万能、言い換えると高い基礎体力運動能力です。

そのため、様々な動きやステップ、ジャンプやくぐる動き、力を入れたり緩めたり、全身を使った動きをするようなトレーニングは重要となります。

まとめ

運動神経も大切ですが、運動機会そのものが重要で子どもたちの体力運動能力の向上につながります。家で手軽に色々な運動をしてみる、サッカー以外のスポーツをしてみることがはじめてもいいでしょう。

今の子どもたちはなかなか外遊びをしずらい環境にあります。効果的に運動能力を伸ばすために、又は効果的にサッカーが上手くなるためには基礎運動能力を伸ばすような教室なども視野に入れながら取り組んでみてもいいかもしれません。

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この記事の著者

ISHIBASHI

中学卒業後、本場でサッカーをしたいとの想いからアルゼンチンに3年間のサッカー留学。ブエノスアイレスにあるチーム、アルマグロ、ラシンでプレー。
帰国後、横浜FC、サガン鳥栖、アローズ北陸(現カターレ富山)でプロサッカー選手として7年間プレー。
引退後、横浜FCサッカースクールで指導を始め、中学生年代の指導を中心に指導。現在、当スクールと埼玉県の強豪FCLAVIDA /昌平高校を指導。
元プロ選手と指導者としての経験から、「上達に必要なこと」だけでなく「サッカーを通して、人間形成や人として成長すること」を大切にしている。

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