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良い選手・伸びる選手5つの条件

「良い選手」「伸びていく選手」とはどんな選手でしょうか?

サッカーで音楽であれ勉強であれ、行うのは人です。つまり、「どんな人(人間)なのか?」というのは考える上で一つの大切な要素です。

では良い選手とはどんな人(人間)で、どんな人が伸びていくのでしょうか?

大きく5つ挙げられます。

  • 向上心が強い(目標を持っている)
  • 自己管理ができる
  • 武器を持っている
  • 1vs1に強い
  • サッカーを理解している

向上心が強い(目標を持っている)

「自分はどこに向かうのか?」「どこまでいきたいのか?」目的を持っているかどうかは大切です。

走れ、と言われても目的なく走ることはできません。それでは、どのくらいの速さ、ペース配分など考えることができないからです。これと同じように、目的があることで、

「今何が足りないのか?」「目的を達成するためには、今何をするべきなのか?」など考えることができるからです。

多くプロ選手が、子どもの時に持っていた夢を語っています。こんな夢を持っていた、気づいたら達成していたというように、憧れや夢、目標を持ち、その夢や目標に向かって打ち込んでいたことが分かります。

自己管理ができる(自分をコントロールできる)

自己管理とは「自分を管理する」ことです。主に3つが考えられます。

  • 気持ちの管理(感情の管理)
  • 身体の管理
  • 時間の管理

時にはやりたいことを我慢して取り組む必要があります。そんな時は自分の気持ちの管理(コントロール)できなければ、流されてしまいます。

サッカーには自分の身体を良い状態に保つために、「何を食べるのか」「どんな栄養が必要か」といった食事や睡眠、「どんなトレーニングが必要か」といった身体を鍛えること、ストレッチやセルフマッサージなどケアをしたりと気を使い身体を管理していくことが重要です。

また1日の生活の中で、「何を」「いつ」行うかといった生活のリズムをコントロールするには時間の管理も重要です。

自分をコントロールすることは、精神的な強さ、我慢が必要となります。遊びたい気持ちを我慢して寝ることを選んだり、好きなお菓子を我慢して身体に良い物を食べることなど、「自分の将来のために必要なものやこと」を選んでいくことになります。多くの場合、我慢や自分を律していくことになり、多くの自己犠牲が必要です。

しかし、将来の自分を作るのは自分であり、自分をしっかりと管理(コントロール)ができなければ高い目標を達成することは難しいでしょう。

武器を持っている

憧れの選手や自分の好きな選手を思い浮かべた時に、その選手はどんな選手でしょうか?

きっと「ドリブルがうまい」「パスの配給がうまい」「1vs1の守備の強さ」などその選手の得意なプレーやその選手の特徴を思い浮かべると思います。つまり、良い選手には特徴となる「武器」があります。

良い選手ほど、その選手が起用される理由があります。「その選手でなければならない理由」それがその選手の「自分はこれだ!」という武器です。

1vs1に強い

サッカーは11vs11で行うスポーツではありますが、局面的にどうしても1vs1になる時はよくよく起こります。

その際に、

  • 打開できる
  • 突破ができる
  • ボールを奪える
  • 打開されないように、対応できる

これらができるかどうかはその対応やプレー次第で局面がガラリと変わってしまうために重要です。

そのために「突破ができる」「ボールを奪える」選手は局面を変えることができる重要な選手となることができます。また、その脅威を持っている選手がグループワークの中で「いつ」「どこで」発揮できるかといったもサッカーには必要になります。自分勝手なプレーにならないように、使い分けができる判断が求められます。

サッカーを理解している

サッカーを続けていく中で、

  • チームが変わる
  • コーチ、監督が変わる
  • チームメイトが変わる
  • 対戦相手が変わる
  • 戦術が変わる
  • グラウンド、天候が変わる

といった変化に対応できなければなりません。

監督やチームが変わり、戦術や練習のやり方など変わったときに対応できる力。対峙する相手や対戦チームが変わるり状況が変わっても、深くサッカーを理解して対応する力。

サッカーの特性、原理原則など、サッカーを理解していくことが大切です。またそこには、コミュニケーションが取れることや協調性も必要です。

最後に

伸びる選手の特徴として、他にも多くの要素はあるかと思いますが5つ挙げました。

今回あげた5つの中にはこれらを達成するために「最後まで諦めずに取り組むこと」「自分で考える力」「新しい物を学んでいく姿勢」などこの中にはあげきれていない多くの要素が含まれています。それらはまたどこかの機会にしたいと思います。

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この記事の著者

ISHIBASHI

中学卒業後、本場でサッカーをしたいとの想いからアルゼンチンに3年間のサッカー留学。ブエノスアイレスにあるチーム、アルマグロ、ラシンでプレー。
帰国後、横浜FC、サガン鳥栖、アローズ北陸(現カターレ富山)でプロサッカー選手として7年間プレー。
引退後、横浜FCサッカースクールで指導を始め、中学生年代の指導を中心に指導。現在、当スクールと埼玉県の強豪FCLAVIDA /昌平高校を指導。
元プロ選手と指導者としての経験から、「上達に必要なこと」だけでなく「サッカーを通して、人間形成や人として成長すること」を大切にしている。

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