「出来そうで出来ない」からサッカーは楽しい
「出来ない」「もうムリ」「こんなに頑張っているのに…」
こんなことを言ったり、思ったりしていませんか？
全て完璧に出来てしまったら楽しくありません。
リフティングができないから、レギュラーが取れないから、あれが出来ないこれが出来ないと諦めてしまう選手がいます。そんなに簡単に出来ません。
そんなに簡単に出来たら、みんなプロサッカー選手になれます。
出来ないからと悩んだり落ち込んだりしてはいけません。当たり前なのです。
自分なりのペースで取り組むことがコツです。
「できそうで出来ない」と「出来ないこと」を楽しむ余裕が大切です。
その余裕がその後の上達につながります。
ポイントは「自分のペースで少しずつクリアをする」取り組み方です。ほかの人と比べるから、「自分が出来ない」「もう無理だ」となっていきます。ほかの人を気にするのではなく、自分を気にすることです。
人はそれぞれ違います。身体的な要素、強さやスピード、体力や性格など同じではないので、伸びるタイミングや上達の吸収力やスピードも異なるからです。
やり方は、
「一気にクリアしようとしないこと」です。小さい目標を自分で作っていくことが大切です。
そうすることで、自分を知ることができます。
何度も取り組んで少しずつ出来るようになることを楽しむことです。
今は、スマホでなんでもすぐに、瞬時に答えが出る時代です。
今の子どもたちは、1週間待つことにも慣れていません。
私たちの頃は、分からないまま進んでいくことが当たり前でした。
知らないからこそ、良いことがたくさんあります。
知りすぎると、勇気が持てなくなります。
（できるかどうか、達成できるかどうか）分からないまま進むことで、「自分で探す楽しさ」や「臨機応変に対応できる」ようになり、我慢強く取り組む「根気強さ」がつきます。
自分なりのやり方を見つけることで、その人らしさが生まれます。
サッカーに正解はありません。だから楽しいです。自分なりの寄り道が「自分の色・味」となります。
出来ないことを楽しむ感覚が大切です。自分が伸びるチャンスだからです。取り組み方の工夫やその過程で思わぬ発見が待っているのです。
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