「急がせる指導」と「育てる指導」
同じサッカーを教えていても、「急がせる教育」と「育てる教育」では、子どもの未来は大きく変わります。
急がせる指導
急がせる教育は、「今」の結果を最優先に考えます。
- 早く上手くなってほしい
- 早く試合で勝ってほしい
- 早く周りの子に追いついてほしい
- 早く正解を覚えてほしい
もちろん、子どもを思う気持ちから生まれる願いです。
しかし、その思いが強くなり過ぎると、大人が答えを教え過ぎたり、失敗を避けさせたり、結果だけを評価したりするようになります。
すると子どもは、
「失敗しないこと」
「怒られないこと」
「正解を出すこと」
を優先するようになります。
一時的には上達しているように見えるかもしれません。
しかし、自分で考える力や挑戦する勇気、困難を乗り越える力は育ちにくくなります。
言われたことはできても、自分で道を切り開く力は身につきにくいのです。
育てる指導
育てる教育は、「未来」の成長を大切にします。
私たちは、子どもを急いで完成させようとは考えていません。
子どもは失敗を繰り返しながら学びます。
考えて、
迷って、
挑戦して、
また失敗して、
少しずつ自分だけの答えを見つけていきます。
その過程こそが、本当の成長です。
だから私たちは、失敗を取り上げるのではなく、挑戦したことを認めます。
すぐに答えを教えるのではなく、自分で考える時間を大切にします。
結果だけでなく、「どんな考えでプレーしたのか」「どんな工夫をしたのか」という過程にも目を向けます。
その積み重ねが、自分で考え、自分で決断し、自分の力で成長できる選手を育てます。

私たちが目指すもの
私たちが育てたいのは、「今、一番上手い子」ではありません。
小学生の時期は、未来の可能性を広げるための土台をつくる時間です。
動ける身体を育てること。
確かな基礎技術を身につけること。
そして、自分で考え、判断し、挑戦できる力を育てること。
この土台があれば、中学生、高校生になってからも、自ら成長を続けられる選手になります。
私たちは、子どもの成長を急がせません。
その子らしいペースを尊重しながら、一歩ずつ積み重ねていく。
目先の結果よりも、その先の10年を見据えて育てる。
それが、私たちの考える「育てる教育」です。
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