運動能力を伸ばす
サッカーがなかなか上達しない…
ドリブルが上達しない…
動きが遅い…
サッカーの現場における多くの子ども、保護者の方が抱える悩みではないでしょうか?
また、
もっとスピードがあれば…
もっと身体が強ければ…
もっと強いキックができれば…
「運動能力がもっと高ければもっと高いレベルに行けるのに。」なんて悩みを抱えている子どもや保護者の方もいると思います。
今は昔と比べ、ゲームやスマートフォンの普及から外遊び以外の選択肢も増え、子ども達の遊び方も変化してきています。外遊びが減り、運動する機会が減ってきています。
運動能力において成長期であると言われるこの時期は、
サッカー(スポーツ)をする子ども達にとっては、「運動能力を伸ばす」ことが、サッカーを上達する上でとても大切になります。
運動能力とは?
運動能力とは、「身体を動かす”体力”や”技術”」のことです。
走る、跳ぶ、投げる、蹴るなどの基本的な動きを行うための重要な要素である筋力や持久力等の、 体を支えたり動かす力の「運動体力」と感覚を手がかりにして目的に合うように自分の体をコントロールして上手く動く能力の「運動技能」の2つがあります。
サッカーは、運動能力があることで、技術を発揮したり、プレーを続ける体力、スピードやパワー使って相手と競うことができます。
子どもの運動能力に影響する「ゴールデンエイジ」
運動神経が著しく発達する時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれます。主に、5〜12歳の期間が「ゴールデンエイジ」と言われ、短期間で運動神経の向上や運動能力の向上は、スポーツにおける技術の習得が目指せる貴重な時期とされています。
特に、10歳から12歳は「即座の習得」ができると言われ、人の行動ことを見るだけで、教えたり練習することなく習得できると言われています。この時期は、初めてみる動作でも、一回でできることもあります。この「即座の習得」の時期に向けて、運動能力を高めて様々な運動経験をしておくことで、多くの動作を習得することができるようにすることができます。
年齢を重ねればその分、即座の習得は難しくなり、動作を頭で理解してから実際の動作に移る傾向が強くなります。そのため直感で動作を取得できるゴールデンエイジ期に、たくさんの経験をしておくことが大切です。
サッカーだけ(特定のスポーツだけ)をする弊害とは
この時期(ゴールデンエイジ)に様々なスポーツに応用できる基礎的な運動能力をバランスよく鍛えることが重要です。
小さい頃からサッカー、野球などの特定のスポーツ競技ばかりを行い特定の動きばかりをし過ぎると、個別の競技スキルは上達しますが、運動能力全体を見た時に偏りが生じます。時にはその偏りが原因となり、怪我がちになったり、ある時点から伸び悩んだりする原因の一つになったりすることがあります。また、中学校や高校で競技を変えた場合に、応用がきかなくなってしまいます。
そのため、特定の競技に取り組んでいる場合でも、運動能力を高めるトレーニングを行うことが大切になります。
運動能力の重要性
さて突然ですが、
「動く身体」と「動かない身体」でサッカーの練習をした場合、どちらが上達すると思いますか?」
運動能力を高めることで、サッカーの上達に影響があります。
サッカーのように、ダッシュや突然の方向転換、動きながら相手とコンタクトをしてボールを扱うような激しいスポーツにおいて運動能力は土台となる重要な能力です。土台がしっかりしていることで、しっかりとした技術練習を反復することができ、そうすることで習得することができるからです。戦術練習についても、「プレーエリアが狭い選手」と「プレーエリアが広い選手」とでは、1人の選手としての実行できるプレーだけでなく、実行できる戦術にも影響があります。このように土台が大きいこと、しっかりしていることはサッカーをする上で非常に大きな力となります。
走る、ジャンプする、方向転換をする、ダッシュ&ストップ、様々なステップをする…などのトレーニングを技術の練習とは別に取り入れることで、効果的に上達していくことにつながることでしょう。
まとめ
- 運動能力とは、身体を動かす”体力”や”技術”である
- ゴールデンエイジ(5歳〜12歳)は、運動能力や運動神経の向上する時期である
- サッカーだけをすることは、伸び悩みや怪我がちつながる
- 運動能力を高める🟰土台をしっかりさせるは、サッカーの上達に影響がある
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