「子どもを、ほっておく勇気。」
小学生のサッカーでは、
「何をしてあげるか」だけではなく、
「何をしないか」も、とても大切です。
試合を見れば、
「もっと走って!」
「今のはパスでしょ!」
「もっと声を出して!」
練習が終われば、
「今日どうだった?」
「ちゃんと練習した?」
「もっと頑張らないと!」
ついつい、子どもに声をかけたくなります。
もちろん、子どものことを思っているからこそです。
でも、少しだけ考えてみてください。
親が先に答えを出し続けると、
子どもが自分で考える時間がなくなってしまいます。
サッカーの試合中、
親はピッチの中に入って助けることはできません。
だからこそ普段から、
「どうしたらいいと思う?」
「今のプレー、自分ではどうだった?」
「次はどうしてみたい?」
と、子ども自身に考えさせることが大切です。

「ほっておく」と「放任」は違います。
放任するのではありません。
ちゃんと見ている。
でも、必要以上に手を出さない。
失敗しても、すぐに助けない。
困っていても、すぐに答えを教えない。
上手くいかなくても、すぐに正解を与えない。
時には、
「どうする?」
と子どもに返してあげる。
その経験が、
「自分で考える」
「自分で決める」
「自分で行動する」
という力につながっていきます。
子どもの成長は、
大人が手をかけた分だけ大きくなるわけではありません。
むしろ、
大人が一歩引いたときに、大きく成長する瞬間があります。
サッカーが上手くなることだけではなく、
自分の荷物を準備する。
忘れ物をしたら自分で考える。
練習に行くかどうかを自分で決める。
試合で失敗した理由を自分で考える。
そんな小さな「自分でやる」の積み重ねが、
やがて選手としての自立につながります。

子どもを信じること。
それは、いつも助けてあげることではありません。
時には、
見守る。
待つ。
任せる。
失敗させる。
それも、子どもを育てる大切な関わり方です。
すぐに手を出したくなるからこそ、
「ほっておく勇気」を。
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